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どこかの公僕のとりとめのない話

今更ながらの感想 坂本真綾 LIVE TOUR 2015-2016 FOLLOW ME UP

ブログはご無沙汰ですが、今年も既に現場三昧しておりまして、自分の備忘にしたためておきます。

 

20周年記念アルバムで、9枚目のオリジナルアルバムでもある「FOLLOW ME UP」を引っさげた全国ツアー、私は1/9の大阪@オリックス劇場、1/16の香川@アルファあなぶきホール、追加公演となった2/6東京@中野サンプラザの計3回参加しました。年明け早々に真綾充でした。

セットリストは追加公演の特別追加曲以外すべて同じだったので、毎回毎回曲を噛みしめて聴くことができました。また、どの回もかなりの良席で(ひとケタ台の列)、真綾さんをガン見することもできました。セットリストは以下のとおり。

01. FOLLOW ME

02. Gift

03. SONIC BOOM

MC①

04. Be mine!

05. さなぎ

06. アルコ

07. Waiting for the rain

MC②

08. 君の好きな人

09. はじまりの海

10. That is To Say

11. DIVE

12. セクレアール(Insturumental)※衣装替え

13. Tシャツ

14. まだうごく

15. レプリカ

MC③

16. Hello

17. 幸せについて私が知っている5つの方法

18. 色彩

19. Life is good

20. プラチナ

21. かすかなメロディ

22. アイリス

MC④

23. シンガーソングライター

<アンコール>

E1. 卒業写真(追加公演のみ)

E2. マジックナンバー(追加公演のみ) 

E3. これから

E4. ポケットを空にして

 

真綾さんもMCで話していましたが、ド派手だったさいたまスーパーアリーナでの1日だけの記念コンサートのB面のような内容で、アルバムを中心にしつつ、たまアリではセトリに入れられなかったスローな曲や切な目な曲も聴けて、個人的にかなり美味しい内容でした。その内容の象徴のように、バンドにウッドベースが入っていたのですが、その音の心地よさが今でも忘れられません。

MC②まではどちらかというとアッパーで分かりやすくテンション上がる感じの曲で、その後、14曲目のまだうごくまではしっとり聴かせる(聴かせすぎ心地よ過ぎで半分子守唄状態)など、緩急を効かせた構成であっという間の2時間半。どれも好きな曲で語りだすと止まりませんがダラダラ感想を。

 

【01. FOLLOW ME】

アルバムでも一曲目に入っている真綾さん作詞作曲の曲。手拍子で真綾さんを迎え入れ、それにつられて否応なしにテンションが上がりました。「生きてるって感じるとき 何をしてる?」の歌詞がビシビシ刺さる。「まさに今、この瞬間、生きてるって感じてるよ!」って毎回この曲を聞きながら思っていました。

 

【02. Gift】

軽やかな曲なのにサビの歌詞「ぼくらから夢奪えば さまよえる未来のクズになる」が結構キツめに心に刺さるギャップのある曲。CDの初々しい幼い声もたまらないのだけど、今の真綾さんが歌うはつらつとしたエネルギーが満ちた声で聴くとまた違った印象。この曲の歌詞は本当に好きで、「好きだよとたった一言が言えたなら 暗闇さえ青空になるんだ 好きだよの一言が言えるくらいなら 悲しみなんてこの世からなくなる」の青春感で心が晴れ晴れします。

 

【03. SONIC BOOM】

少しなつかしいアルバム「かぜよみ」からの一曲。すごく切迫感のある曲で聴くと切なくなるエモーションな曲。大好きな曲なので生で聴けて幸せでした。

 

【04. Be mine!】

テンションブチ上げ待ったなし!佐野ドラムが火を吹く!感想の手拍子も楽しい曲で、アドレナリン出まくりで気持ちよかった!真綾さんに「鏡見てから出直してきな」って言われるこの曲大好きです。

 

【05. さなぎ】

畳み掛けるようにテンションが上がってしまうこの曲。Be mine!からのこれってカロリー高すぎてテンションの在庫が早々に尽きそうになります。サビの血管切れそうな力強い高音を歌い上げる真綾さんに惚れ惚れしました。香川行きのマイカーの中でこの曲をヘビロテして歌っていましたが、気持ち良いことこの上なかったです。

 

【06. アルコ】

クールダウンしたいところですが、アルコの世界観壮大すぎて圧倒されるばかり。コーラスワークと伸びやかな歌声が染み入りました。また、「何もかもが~」前のダダダンっていうドラムが最高で、佐野さんガン見してました。

 

【07. Waiting for the rain】

アルバムで聞いた時は静的な印象を受けていたのですが、ライブで聴くとすごく熱いエネルギーを感じて、印象がものすごく変わった曲の一つです。青い炎のようなイメージでした。

 

【08. 君の好きな人】

直前のMCで着席を促され、ここからしばらくオネムタイムの始まりです(笑)。うっかり睡眠不足なんかで参加しようもんならここで終わりになりそうなほど、とにかく心地よい一曲でした。シンプルに河野さんのピアノの伴奏のみ。贅沢な時間でした。

 

【09. はじまりの海】

シングルとしては少し前に発表された曲で、夏のイメージのある曲でしたが、冬に聴くのもなかなか良いなあと思いました。派手な曲ではないけど、ゆったりしたリズムが心地よかったです。

 

【10. That is To Say】

アルバムの中でも1位2位を争うぐらい好きな曲で、ライブでもこの時間が本当に大好きでした。ウッドベースと真綾さんの優しい声が控えめに言って最高…!カラオケで歌いたい曲ダントツの1位なのでカラオケ各社様にどうか頑張っていただきたいところ。

 

【11. DIVE】

厳島神社でのDIVEは神憑り的に最高でしたがThat is To Sayからのスローな流れの中で聴くのも最高でした。まさに水の中をたゆたう気分。心地よすぎました。そして、今の真綾さんが歌うことでより魅力が増している曲だなと思います。

 

【12. セクレアール(Insturumental)】

衣装替えタイムのインストコーナー。DIVEのアウトロから流れるようにつながるのですが、ここではパーカッションの三沢泉さんに釘付けでした。泉さんの演奏ってすごくしなやかでエモーショナルで耳も目も心も惹かれてしまいます。

 

【13. Tシャツ】

懐かしいアルバム「Lucy」から。めちゃめちゃ好きな曲で、まさか聴けるとは思っていなかったので嬉しかったです。静かで陰鬱としたAメロBメロからのサビの開放感が堪らない一曲。白い照明の演出も印象的。ペールピンクのドレスから透けて見えていた御御足も忘れられない…。力強い歌声が胸に響きました。

 

【14. まだうごく】

コーネリアスとのコラボ曲。都会感とトランス感があってこれまた世界観に没入できる心地よい曲でした。Bメロとサビのコーラスワークも最高。照明の演出も印象的で(バーに設置された照明がグルグル回転する)、トランス感倍増。

 

【15. レプリカ】

「さあ!目覚めの時間だ!起きろ!」ってな感じでブチ込まれるレプリカ。聴くたびに好きになっていく一曲です。サビの高音聴くたびに切なさで胸がキューッとなって泣きそうになっていました。

 

【16. Hello】

本当はYCCMツアーのセトリに組み込むはずだった曲。震災によって外すことになったこの曲を今なら歌える気がするということで、やっと聴けた一曲。キラキラしたこの曲が埋もれたままにならなくて本当に良かった。

 

【17. 幸せについて私が知っている5つの方法】

刻まれるリズムが気持ちよくてテンションが上がる幸せ5。気持ちよさそうに歌う真綾さんを見ていたらこちらまで気持ちよくなりました。サビの手拍子も楽しかった~!

 

【18. 色彩】

CDよりも断然ライブで聴くべき曲。たまアリの迫力で一気にこの曲のファンになりましたが、またこのツアーで聴けて本当に嬉しかったです。この曲も佐野ドラムが炸裂で、真綾さんの迫力と共に大興奮でした。

 

【19. Life is good】

「Lucy」からもう一曲。とにかくポジティブなエネルギーに満ちたこの曲、サビのC&Rが楽しかった!!Life is good!

 

【20. プラチナ】

皆大好きプラチナのお時間。これのイントロがかかるとどの会場も沸き立ちますが、その感じがとっても好きです。否応なしに盛り上がってしまうこの曲のエネルギーを感じます。でも今聴くといつも泣きたくなるのもこの曲。まっすぐで後ろめたさのない曲に何だか切なくなってしまいました。

この曲については岩里さんとの対談でも触れられているのでぜひ。(これ読んだだけで泣きそうになった)

作詞家・岩里祐穂、アニバーサリー盤ブックレット収録の豪華対談を一部公開 | PONYCANYON NEWS

 

【21. かすかなメロディ】

ジャズっぽいリズムと懐かしい印象のメロディが涙腺を緩ませる曲。バンド内では「かすメロ」と略されているようで、好きな人も多いようでした。ゆったりしたこの曲もライブで聞いてより好きになりました。個人的推しポイントの大サビのピアノとドラムが最高でした。

 

【22. アイリス】

CDのピアノメインの演奏からガラッとアレンジを変えた曲。ライブはCD以上に情念がこもっていて、エネルギーを感じました。これもアルバムの中でも1位2位を争うぐらい好きな曲で、ライブでもこの時間が本当に大好きでした。大サビで真綾さんの声一本だけになる瞬間は鳥肌立てずにはいられませんでした。

 

【23. シンガーソングライター】

このアルバムの初回限定盤のハガキ企画「好きな曲を三曲挙げるならどれ?」にちなんで、真綾さんのベスト3からの1曲。「生きることが音楽」って歌う真綾さんが本当に素敵でキラキラしていて、この人についていきたいなあと思わせてくれる一曲でした。ポケ空に続くライブでの定番曲になりつつあるこの曲、大好きです。

 

【E1. 卒業写真、E2. マジックナンバー

この2曲は追加公演のみの演奏でした。そしてまさかの北川さん登場です。この2曲のためだけに!超贅沢!北川さんの登場で沸き立った会場の熱さ、生で初めて卒業写真を聴けた感動、忘れられません。そして、1曲で帰らずマジックナンバーもいつものようにノリノリで演奏してくれた北川さんがますます大好きになりました。

 

【E3. これから】

これはもうたまアリが最高で異論はないのですが、やっぱり何度聴いても涙腺が緩みます。聴く度に大好きになる曲で、こんな曲が書ける真綾さんホント大好き(語彙力なし)

 

【E4. ポケットを空にして】

最後はお約束のポケ空。これを最後に歌うためにライブに参加していると言っても過言ではないくらい。これを歌えば明日からをまた元気に過ごせるエネルギーをもらえます。会場の一体になった空気が本当に大好きです。つぎのライブが今から楽しみです。

 

ふー。ひととおり曲を聞きつつ感想を書いていたらカラオケ行きたくなった…!

そして、来月発売されるライブアルバムと新曲が早く聞きたくなってきた…!

ライブアルバムと新曲を餌に繁忙期を乗り越えるぞ…!

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