途中下車

どこかの公僕のとりとめのない話

中学生以来2次元オタクやってた人間が2年半程前にハマったV6のライブに初参戦した感想

長々としたタイトルすみません。咀嚼に時間かかりすぎて、そもそもはじめから記憶がザルだったのがさらにいろいろぶっ飛んでいますが、9/4に大阪城ホールで行われたV6の20周年記念ツアーに参加してきました。はじめてアイドルの沼に落っこちて、ようやく参加できたはじめてのアイドルのライブでした。私を沼に突き落としてくれた恩人かつ友人と一緒にそわそわしっぱなし興奮しっぱなしの一日でした。

 

結論から申し上げますと、

①20年選手のアイドルまじヤベェ!大手ヤベェ!

②情報量多すぎィ!記憶ぶっ飛びがちィ!早く円盤化してくれ!

③あの演出ってジャニーズのコンサートとしてはシンプルと言えちゃうんですか・・・?そんなの嘘!特に照明の演出凝りすぎィ!

といったところでしょうか。大興奮のライブでしばらく夢心地で地上から5センチ浮遊しました。

ということで、セトリやMCレポなどはお上手な方にお任せして、上記の3つのテーマで忘れたころにやってきた感想しゃべり場をお送りしたいと思います。

 

①20年選手のアイドルまじヤベェ!大手ヤベェ!

 何と言ってもこれに尽きるでしょう。本当にあの人達アラフォーかよ!

 MC以外、常に踊り続け、広い会場をくまなく練り歩いていた印象しかありません。

もうどこで読んだか忘れましたが、「バックにジュニアをつけず自分たちだけで長年ライブをやってきたから今でもバリバリに踊っていられる」的な話をメンバーのだれかがしていましたが、それがひしひしと感じられる構成だったと思います。光る汗も、それが染みこんだ衣装のシミも、年月を重ねてきた表情に顕れるシワも、踊りまくって息が切れそうになっている姿も、3時間歌い続けてかすれかける声も、何もかもが愛おしかったです。

ステージの構成は、メインステージ・センターステージを田の字の花道・外周で結び、スタンド二階通路をトロッコが通るというものでした。モニターはメンステの左右と、メンステの反対側の合計3枚です。本当にメンバーがくまなく通路を練り歩いており、どの席にいてもV6を近くに感じられる構成でした。

そして、私の席はなんと、スタンドHブロック一列目で、外周とセンステを結ぶ花道のすぐ近くでした。メンステにいるときもセンステにいる時も、もちろん外周のときも肉眼で目視できる距離で、かなりかなりおいしい席でした。ここでふくさん一生分の運を全て使い果たしましたありがとうございました!!!こんな神席だったおかげで②でお話するような状況に陥るのですが、それはまたあとで。

 

さて、「大手ヤベェ!」ですが、これは主にグッズ販売においての感想です。

まずグッズ列の出来方とスタッフさんの捌き方。これまでV6のような大規模な会場でのツアーを行うようなアーティストのライブに参加したことがほぼなく、こんなに人がグッズ買いに並ぶんだな(当日は会場側の川沿いまで列が伸びていた)、という印象でした。それでもV6は他のグループに比べると全然並んでない方ということで、アイドルのコンサートはやはりすげえなと。しかし、それを捌くスタッフさんとレジの売り子さんもすごい。スタッフさんはまるでプールの監視員のように脚立にまたがって拡声器でひたすら案内を叫び続け、売り子さんはひたすら電卓で金額を叩き続ける!しかも金額間違いがないように必ず2回電卓を叩く!!そしてスムーズに流れていく列!!!超システマティックでお客はまるでベルトコンベアーの上の荷物のごとく着々と捌かれて、案外サクッと買い物は終了。

そして、この買物の中で感じたのが「グッズ単価安すぎ!」ということ。パンフとタオルとペンラと会報ファイルを購入しましたが、パンフレット、あの分厚さと文字・写真の内容で2200円は安すぎです。同じような厚さのパンフ、声優アーティストのライブなら倍はする。同じくタオルも1800円は安すぎ!これまで行ったコンサートでは3000円くらいしたぜ?そして、なにより団扇600円は破格(買ってないけど)!!!これ悪どく1000円とか取るもんだと思ってました。やっぱり発注ロットが格段に多いんだろうし、アイドルはファンがヘタしたら小学生からいるような世界だから貯めたお小遣いやお年玉で買えるぐらいの価格設定なのかなと思いました。普段の円盤販売の時はえげつないのにね!!!!!!

 

②情報量多すぎィ!記憶ぶっ飛びがちィ!早く円盤化してくれ!

ようやくテーマ二本目。

①でメンバーが間近すぎる神席でしたとお伝えしましたが、このおかげで目から入ってくる情報量がとにかく多すぎて、私のインテル入ってない脳みそでは情報処理が追いつきませんでした。ただただ圧倒されるのみ。目の前で岡田氏にボンタン狩りされた健ちゃんとか、おかげでズボンとチンポジずれて目の前でクイックイッと修正してくれる健ちゃんとか、スピリットで岡田氏にケツドラムにされてる長野さんとか、高貴な笑みをたたえる長野さんの彫刻のようなお顔とか、スタイルが良すぎる井ノ原さんの腰とか汗とか目尻の皺とか、ブンブン腕振ってる岡田氏とか、ミュージカルスタアな坂本さんとか、クールすぎるのに笑みが可愛すぎる森田さんとか、もうアホほど間近なわけですよ。覚えていたいのにボロボロこぼれていく記憶にさよならと別れを告げました。

そして、セトリの圧倒的「やってくれたな!!!!!!」感。前半部分でおそらくファン投票を反映させて、後半は39シンフォニーで壮大なリミックス・メドレーをかましてシングル全曲網羅させてくる公式に思わず戦慄。あのリミックスの完成度高すぎて鳥肌たちました。とにかく圧倒されすぎて、覚えていたいのにボロボロこぼれていく記憶にまたしてもさよならと別れを告げたのですが、かろうじて残っている特に印象的だったシーンをいくつか。

・第一楽章「IN THE WIND」のジャズアレンジ。曲と映像とダンスのコラボレーションはレディコンの「R-E-A-D-Y?DANCE」的コーナーで、かっこよすぎで色気ムンムンで崩れ落ちそうになった。

・リミックスがとにかく秀逸。曲の前から後ろから次の曲と前の曲が襲ってくる感じで、これを完璧に歌って踊るV6がとにかくかっこいい。聞いてる側からすると、あの曲もこの曲も聞こえてくる(大混乱)!!!!!!てな感じで脳味噌が運転を停止します。もはや聞くな感じろレベル。ふくさんは早々に脳味噌が止まったのを感じたので、何も考えずひたすら曲とビートに乗って踊り続けました。(というか、勝手に身体が動く!)すると踊ってるメンバーとリズムが重なった(ような気がする)瞬間が何回かあって、これが超気持ちいい!体が勝手にノッてしまうビート刻みまくりの楽曲が多いV6のライブは惚れた弱み抜きにしても気持ち良すぎたし楽しすぎた!おかげで細かいことは何一つ覚えられてないけど!!!!!!

・スカリミ→ROCK YOUR SOUL→Be yourself!→TAKE ME HIGHERの流れがスムーズすぎて「さっきまで俺は何を聞いてて今俺は何を聞いてるんだ?!」となること請け合い。リミックスすごい。

・君君のアカペラ!!!!!!やばすぎる!!!!!!音の厚み半端ない!!やっぱりゴスペラーズとどっかでコラボしようぜ!!!!!!いつやるの?\今でしょ!!!/

・GUILTYの椅子ダンスは罪。足を捌くたびに溢れ出る色気…(昇天)

と、そんなこんなではじめてハマったアイドルのコンサートは大興奮と圧倒のあまり記憶がザルなので円盤はよ!!!金は出すから内容充実できればBDでよろしくエイベックスさん!!!!

 

③あの演出ってジャニーズのコンサートとしてはシンプルと言えちゃうんですか・・・?そんなの嘘!特に照明の演出凝りすぎィ!

大興奮のコンサート、ちらほらレポート見ると「演出はシンプル」みたいな感想見かけるんですが、・・・えっ、これって嘘ですよね?超凝ってますよね特に照明!!!

岡田さんがSVb初回Bの特典映像で「お客さんの意識を演出でうまいこと操りたい(意訳)」的なことをおっしゃってますが、まさに照明がそれですよね。どのステージに意識を集中させたいのか、客席に黙ってて欲しいのかノッてきて欲しいのか圧倒されて欲しいのかなどなど、会場の空気を含め意識を見事に操っていたと思います。特に印象的だった演出は3ヶ所。

一つ目はスパノバ。間奏部分で天井から各メンバーを無数のレーザー光線でできた円錐状の光の檻のようなもので囲います。そしてこの檻の柵部分がメンバーの手の動きに合わせて内側へ外側へ自在に狭まったり広がったりします。メンバーが光を操る魔法使いのようで、しまいにはその檻をこじ開けてしまう演出に驚愕。かっこいい・・・!!!

 

二つ目は確か君君のところだったと思いますが、ここで会場全体の照度が明らかに下がりました。すると、気づけばメンステ脇が青と白の電飾でうめつくされ、客席は青白いペンラで揺らめいていて、まるで季節外れの天の川の中にいるようでした。ここでメンステに現れたV6が静かなカウントスタートで歌うアカペラの君君。もれなく涙腺決壊です。円盤発売されたらここだけ何回も見てしまって先に進めなくなる自信ある。

三つ目が最大にして最強のインパクトだったのですが(確かコンサート前半の涙のアトとかの辺り)、センターステージの上空からワイヤーで円形に吊るされた無数の円盤型の鏡。これに上下から細いスポットライトが当てられて光の柱のようなものでセンターステージが囲まれます。それぞれの円盤は確か3本のワイヤーで吊るされていて、この3本がそれぞれ自在に伸び縮みすることで鏡の傾きが変わり、光線の反射角が変化します(鏡が水平なときにはステージが光の柱で囲まれ、鏡が傾いているときは放射状の光線が発生する)。この鏡の傾きと高さが刻々と変化することで光が中央から会場全体へなめらかに広がっていく様はもう鳥肌ものです。あの日見た装置の名前を私はまだ知らないですが、最新号のアンアンで紹介されてた、健ちゃんが岡田氏に導入を打診した装置がこれだったら歓喜のあまり顔面がにやけて崩れる自信ある。

 

 

照明以外にも、序盤から炎ぶちかましてきて、メンステ近いから熱気が自分の席まで届いた瞬間テンション爆上げだったし、リミックスに合わせてセンステ上の筒型モニターに歌詞が流れるように映し出されては消えていく様とか、演出がとにかく大胆かつきめ細やかで、神は細部に宿るとはこのことかという・・・。

こんなモリモリの演出をシンプルだと言えてしまうなんて、ジャニーズどうなってんだ。

その他もろもろ

MCとかその他諸々印象的なところだけメモがてら投下。

・開演前にラブセンのCMが流れてたけど、プークスクス感が半端なくてお腹痛かったです。まーくんさんの壮大な出落ちとファンのゲラ笑いから始まるけど、カミセンになると黄色い悲鳴が聞こえるからトニセンまじ不憫。だがしかしそこが良い。

・岡「それぞれ一番年の近い年下のメンバーには特別な感情を持っている」からのお互いへのやさしさが仇になった飛行機内の事件のくだりに爆笑。「志村後ろ!」を地で行く井ノ原さん後頭部へのマックブックチョップは一生忘れない。生きているだけでこいつらコントかよ。つかそもそも「特別な感情」って言い方なんか他になかったのか耽美すぎるわ!

・井ノ原「俺のチンチン見たぁ?」(唐突な下ネタ)

・関ジュへの長野さんのお言葉が重い。なかなかデビューできなくて事務所から離れたこともあったけど続けていれば誰かが見ていてくれるしデビュー出来たしメンバーに出会えたって長野さんから言われると凄い説得力。泣ける。そんな長野さんがトロッコに乗って移動している姿が背後から照明で照らしだされ、それを下から見上げるともう後光射す仏です。南無。

ひらパーの広報さんと会話をしたがる岡田氏。兄さん延長コードをめぐる漫才「三宅さんの分、ありまーす!」「一つしか持ってきてませーん!」「(他のメンバーの分は)あとから送りまーす!」に爆笑。大阪やっぱ笑いの国。

・長年のファンには定番ネタなんだろうけど、ファーストコンサートと同じ会場で結成記念日にっていうことがやっぱり感動的だったし、リーダー骨折による坂本ドーム事件は爆笑でした。

・最後の挨拶でいつもは饒舌な井ノ原さんがちょっとどもりながら、言葉を探しながら「いつでもファンのことを考えている」「みんなに笑顔でいてほしいから自分も笑顔でいる」って伝える姿がなんだか新鮮だけど余計に染みた。

・アンコールでリーダーの「メーーディーーンジャパーーーーーーーーーーーン!!!」聞けた!感動してたのに健ちゃんフリボロボロで井ノ原さん爆笑。「笑わすとこじゃないのに!!!」と井ノ原さんが叫んでいるところで食い気味に始まるHELLOに「曲始まっちゃったよ!」

そんなドタバタな展開なのにHELLOでしっとりさせてチェンザワで明るく締めて、これがとてつもなく泣ける。反則。

・終わったあと、しばらく本気で夢だと思った。地面から5センチ浮いてた。って話を公演後入った居酒屋の店員さんに酔った勢いで熱弁したら笑われた!けど、あの店員さん酔ったオタクの話に付き合ってくれてめっちゃいい人だった。ありがとうございました。

・会場出ると見えてきたライトアップされた大阪城。あんなに大阪城って綺麗だったのか。秋風が心地よかった。

・V6のメンバーはもちろん、スタッフさんありがとうございました。皆さまのおかげで夢のような一日でした。アメちゃんもってたら配って回りたかった。

 

そんなこんなでいろいろ語りましたが、一度行くともう一度行きたくなってしまいますね。強欲な自分に呆れます。でも、こんなに熱狂したライブは本当に久々でした。アイドルなんてどうせ、ってバカにするのはもったいない。そう思わせてくれるライブでした。特に、設定モリモリ生きてるだけでファンタジーコントなV6は2次元出身のオタクにもってこいのアイドルだと思います。

でも、どうせならより多くの人に見て欲しいと思うので、じっと片田舎でタオル噛んで円盤発売待ってます。イベントにもなかなか参加できない地方ファンの熱く燻ぶる想いとともにお金も貯めとくから本当にエイベックスよろしく頼むぜ!!!モリモリの円盤出してくれたらすぐに布教するから本当にエイベックス頼むぜ!!!