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どこかの公僕のとりとめのない話

坂本真綾 20周年記念LIVE "FOLLOW ME"

土曜日は真綾さんの20周年記念ライブでさいたまスーパーアリーナに行っていました。

natalie.mu

V6以外にも大好きなアーティストさんがたくさんいますが、その中でも群を抜いているのが坂本真綾さんです。声優であり歌手であり、舞台女優でありラジオパーソナリティでありエッセイストである真綾さんに出会ったのは今から10年ほど前のこと。当時放映されていたアニメ「ガンダムSEED DESTINY」の女性赤ザクパイロット・ルナマリアの声を当てていて、同時期に放映されていたアニメ「ツバサ・クロニクル」ではEDテーマを歌っていました。その頃既に声優オタクに足を突っ込んでいた私は「あれ?これ同じ人か!しかもすごく好きな声!」と真綾さんの曲を聞くようになり、それからまもなく、小学生の頃大好きだった「カードキャプターさくら」の大好きなOP「プラチナ*1」も真綾さんが歌っていることを知り、それ以来ずっと真綾さんのファンをしています。

 

さて、今回のライブは20周年記念で、ゲストに菅野よう子*2さんとthe band apart*3を迎えた3時間超の特大ボリュームでした。冒頭、全員に配られた無線コントロールのLEDライト付きリストバンド・フリフラの演出に驚き感激したのもつかの間、勢いのある数々の名曲にぐんぐんテンションをあげられ、後半の菅野さんのピアノメドレーに思わず涙しました。真綾さんを見出し9年間かけて育て上げた菅野さんが、菅野プロデュースから巣立った真綾さんが初めて自分で作曲した「everywhere*4」を演奏するこの感動と言ったらもう……!
その後、デビュー曲「約束はいらない*5」のサビを菅野さんの演奏に合わせてお客さんみんなで合唱していたら、衣装チェンジした真綾さん登場、そのまま阿吽の呼吸で演奏された「約束はいらない」を聴き入りました。目線を交わし合うだけで全てが伝わっているあの空気感、涙しか出てきません。
そして、「プラチナ」に続けて「もう一曲菅野さんのピアノで歌わないといけない曲がある」と言って演奏された「光あれ」の神々しさ…!真綾さんが苦しんでいた時期*6に作られ、菅野さんからの卒業のアルバム*7に収録されたこの名曲を、20周年のタイミングでお互いに進化した二人が演奏する……滝のような涙しか出てきません。

 

今日になって筋肉痛が本格化してきましたが、あの一日を思い出すだけでしばらく生きていけます。映像化が待ち遠しくてたまりません。
「これまでの20年、失敗して反省したことはあっても後悔したことは一つもない。だからこれからも確信を持って日々を積み重ねていける」、そんな力強い言葉をくれる凛々しくて美しくてしなやかな真綾さんは、これからもいつまでも憧れの存在です。

*1:

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*2:真綾さんをデビューから9年間プロデュースした。攻殻機動隊シリーズなどの作曲でも有名。ググればあなたも知っている曲が必ずあるはず。

*3:ベースの原昌和さんが真綾さんの大ファン。近年「Be mine!」などを真綾さんに楽曲提供している。

*4:

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*5:

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*6:当時、憧れの「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ役に選ばれた真綾さんはプレッシャーと挫折の中にあった。

*7:

www.jvcmusic.co.jp